lighthouse を参考に webpage を高速化していく

web page の高速化の旅


Posted on Sun, Jan 13, 2019
Tags web, lighthouse

高速なブログを作りたい

Chrome の OSS のツールである lighthouse を使うと、web page のどこが改善ができるのか調べることができます。 (最近のブラウザは開発者ツールが充実していて、本当便利になりました…)

早速、2019/01/13 現在の amasuda.xyz の性能を有名サイトと比べてみた

google.com, bbc.com, yahoo.co.jp

さすが google は Performance が高い。 Progressive Web App は通常の Web ページだと無視して良い。 面白いのは SEO 80% な点だ。

google.com は SEO 対策は不要ということか。

次にニュースサイトの bbc.com。ニュースサイトにありがちだが、Performance が低く、そして SEO が高い。

SEO が高くなければ生きていけない世の中だ。

多くの日本人が見ているだろうヤフーはさらに Performance は低い。Speed Index がアラートになっており、bbc.com よりも性能が低いことが伺える。

amasuda.xyz

このブログはどうだろうか。

悪くはないが、まずニュースサイトと比べると圧倒的に広告や js, css などのアセット、互換性の考慮が少ないため、速くて当然と言える。

Performance と Accessibility, Best Practice は google.com より見劣りしているため、ここは改善の余地があるだろう。

具体的に何を改善するか?

実はこの記事を書くまえに、malchata/yall.js を導入し、画像などを遅延読み込み(lazyload)するようにした。

そして比較を行ってみたのだが、数値の改善は見られなかった。 ちゃんと lighthouse が指摘した内容を修正する必要がありそうだ。(´・ω・`)

Performance の改善

Performance とはもちろん、web page の速度だ。現在の amasuda.xyz は下記の問題がある。

  1. Eliminate render-blocking resources (0.65s)
  2. Serve images in next-gen formats (0.3s)
  3. Defer unused CSS (0.15s)
  4. Efficiently encode images (0.15s)

見ての通り、css と img が適切でないことがわかる。やはり web page を遅くするのは不良な js の実行はさておき、基本的には asset である。

これに対するアプローチとしては、CDN を利用するのが良いだろう。また画像もフォーマットも webp など圧縮率の高いものにするように記事作成の段階から気をつける必要がある。

Eliminate render-blocking resources

DOM の描画が速ければ、ユーザーに速くページが表示される。そのとき、CSS を読み込むとどうしても描画までに時間がかかってしまう。

このブログは bootstrap を利用しているのだが、その読み込みに時間がかかってしまう。改善方法は現在考え中だが、media を利用して環境に応じた CSS の配布などをおこなうと良いようだ。

Serve images in next-gen formats

Cloudinary で画像をキャッシュ。さらにレスポンシブに画像を生成する – Think Abstract

こちらの記事で書いたとおり、Cloudinary などの CDN を使うことで画像にかかわる面倒な作業を任せることができる(お金もかかるが)。

これにより、webp や レスポンシブな画像の作成は簡単に行うことが可能。

Defer unused CSS

こちらは Hugo の Page Variables .Type | Hugo を利用することで、ページの性質にあわせた js, css の読み込みを行うようにした。

Accessibility の改善

Accessibility とは、webreader のようなものを使ったときに、page が正常に表示されるためのメタ情報を載せられているかどうかだ。また、初めて知ったが文字の色のコントラストも評価されている。

  1. Links do not have a discernible name
  2. <frame> or <iframe> elements do not have a title
  3. Color Contrast Is Satisfactory

web page を見やすく、理解しやすくするためには思っていた以上の修正を入れたほうがよさそうだ。特に文字色も見られているとは思わなかった。(ここらへんは、色弱な方も意識されているのだろう)

alt attribute が入っていないのが原因のため、入れるようにする。

Best Practice の改善

  1. Uses document.write()
  2. Includes front-end JavaScript libraries with known security vulnerabilities

document.write 時に外部の js を読み込む場合は通信が遅い環境だと web page のレンダリングにとても時間がかかるなど、作っている最中にあまり意識しなかった箇所が指摘された。

2.については、「そこまで見てくれるのか… 優秀すぎだろ」 と思いました。Open Source Security Platform : Snyk から js の脆弱性情報をとってきているようだ。

ちなみに、bootstrap 4.1.1 については、脆弱性対応のために 4.2.1 にアップデートした。