Boostnote を使ってみた
ソフトウェアエンジニア 3年目で思った大切だったこと – Think Abstract でも記述しましたが、エンジニア(および社会人)として「一度、聞いたこと、理解したことをすぐに蘇らせること (DRY)」が非常に重要となります。
これまで、僕は GoogleDrive に markdown を書いて、それを atom で編集するということをしてきました。 しかし、これだと次第に検索するのがしんどくなり、しまいには 「tar だと引っかりまくるから、tar xvf で検索して…」と頭のリソースをムダにするような検索方法をとっていました。
これは、僕の持論である 機械ができることは人間はやらなくていい というポリシーに抵触してました。
ということで、Mac でつかえる markdown エディタを探していたのですが、僕のまわりで見た限り、
- Bear - Notes for iPhone, iPad and Mac
- Mac 標準の Note
を利用している人が多いのですが、ひとまずググってみて良さそうなツールを探してみました。そこで、第一にひっかかったのが、Boostnote | Boost Happiness, Productivity, and Creativity. でした。
2019/02/05 追記。Bear に移行しました
Boostnote ですが、1000 件近い markdown をインポートしたところ、検索機能について致命的に遅い問題が発生しました。
そこで、Bear - Notes for iPhone, iPad and Mac を使い始めたのですが、こちらは検索がサクサク動きました。
検索機能はめちゃくちゃ重要なため、Bear のほうをおすすめしたいと思います(ただし、有料)
その他、比較対象として、Typora — a markdown editor, markdown reader. も試してみました。
こちらも markdown editor としてはよいのと、ディレクトリ内のファイルをリストで表示できるので良いのですが、検索が「hoge fuga」としたときに、この文字列のまま検索をするため、例えば hoge poyo fuga にはマッチしないなど、検索の精度の問題がありました。
Boostnote 一通り触ってみて感じたこと
一通り触ってみた感じですが、ひとまず実用に足るレベルだと感じました。
良い点
- GoogleDrive に大本のファイルを保存できる(これ重要)
- markdown の import, export がある(これまで書いた markdown がそのまま取り込める)
- 速い -> マークダウンが多いと、検索が非常に遅いことが判明
- タグが付けられる
- 無料(お金払ってもよいツールではある)
- install が brew でできる
悪い点
- 検索後のハイライトの精度がやや弱い
- みんな大好き electron
インストール
Boostnote は GitHub でソースコードが公開されていて、BoostIO/Boostnote: A markdown editor for developers on Mac, Windows and Linux.
brew install boostnote
でインストールできます。古い homebrew を利用されていると、brew cask install boostnote とする必要があるかもしれません。
しばらく使ってみようかなと思いますが、興味を持たれた方はぜひインストールしてみてください。
余談:すべてが chromium になる
ここでふと自分の使っているツールを列挙すると
と、electron (そして、chromium)で動いているツールが多いことに気づきました。メモリがピンチ /(^o^)\
Emacs, vimmer の人たちが内心羨ましい…