Wi-Fiルーター新しくしたら、速度が2倍になった件


Posted on Wed, Dec 13, 2017
Tags wifi, network

まずはネットのスピードを確認

おなじみの fast.com へアクセス。

そもそもその測り方は正しい…?

よくある fast.com のようなネットワーク速度を測るwebサイトですが、このスピードには色々な要因が含まれます。

経路(かなり大雑把ですが): ブラウザ → Wi-Fi ルータ → モデム → プロバイダ → web サイト提供元のシステム(ルータ、サーバ)

集合住宅だと モデム -> プロバイダ 間が、時間帯によって、混雑度が変わり、通信速度が変わったりします。

参考:光配線方式|集合住宅の導入工事と配線方式について|フレッツ光公式|NTT東日本|インターネット接続ならフレッツ光

ネットの記事で、iPhone のスピードチェック App でダウンとアップの速度を測って、Wi-Fi が改善された話をしているものがありますが、正確には経路の一部が改善されたということになります。

iperf を使って測ってみる

Wi-Fi だけの速度を測るのであれば、同じ無線LAN 内に2つの PC を用意し、iperf で測定するのが良さそうです。

PC A → Wi-Fiルータ → PC B

iperf -c 192.168.10.8
------------------------------------------------------------
Client connecting to 192.168.10.8, TCP port 5001
TCP window size:  129 KByte (default)
------------------------------------------------------------
[  4] local 192.168.10.10 port 52577 connected with 192.168.10.8 port 5001
[ ID] Interval       Transfer     Bandwidth
[  4]  0.0-10.0 sec  31.4 MBytes  26.2 Mbits/sec

うん…? スピードチェックよりも低い値だぞ… 送るデータの種類でパフォーマンスが変わるのか…?

参考:ネットワーク測定ツールiperfの使い方 - Qiita

Mac のワイヤレス診断との違い

Mac のワイヤレス診断で、Window > Scan や Performance を見た結果、Rate は 145 Mbps とか出ているが、何が異なるんでしょうか…

今使っている無線LAN のプロトコルは?

「Mac 左上のリンゴマークから > この Mac について > system report」で確認できます。

802.11n ですね。これは 2009 年策定のプロトコルになっています。

こちらは 2.4 GHz 帯を利用しており、非常に混雑している帯域となってます。 ワイヤレス診断の Scan でも 802.11 b/g/n が非常によく利用されておりました。そんな電波が飛び交っている中で、自分の無線LAN との通信を掴むのは難しいというわけです。

そこで、5GHz 帯の 802.11 ac を利用できる Wi-Fi ルータに変更します。

これで速度が 2倍に改善。 モデムまでの通信速度が十分なら、最新のプロトコルが利用できるようになった際、Wi-Fi ルータは更新できると良いですね。

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