まずはネットのスピードを確認
おなじみの fast.com へアクセス。
そもそもその測り方は正しい…?
よくある fast.com のようなネットワーク速度を測るwebサイトですが、このスピードには色々な要因が含まれます。
経路(かなり大雑把ですが): ブラウザ → Wi-Fi ルータ → モデム → プロバイダ → web サイト提供元のシステム(ルータ、サーバ)
集合住宅だと モデム -> プロバイダ
間が、時間帯によって、混雑度が変わり、通信速度が変わったりします。
参考:光配線方式|集合住宅の導入工事と配線方式について|フレッツ光公式|NTT東日本|インターネット接続ならフレッツ光
ネットの記事で、iPhone のスピードチェック App でダウンとアップの速度を測って、Wi-Fi が改善された話をしているものがありますが、正確には経路の一部が改善されたということになります。
iperf を使って測ってみる
Wi-Fi だけの速度を測るのであれば、同じ無線LAN 内に2つの PC を用意し、iperf で測定するのが良さそうです。
PC A → Wi-Fiルータ → PC B
iperf -c 192.168.10.8
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Client connecting to 192.168.10.8, TCP port 5001
TCP window size: 129 KByte (default)
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[ 4] local 192.168.10.10 port 52577 connected with 192.168.10.8 port 5001
[ ID] Interval Transfer Bandwidth
[ 4] 0.0-10.0 sec 31.4 MBytes 26.2 Mbits/sec
うん…? スピードチェックよりも低い値だぞ… 送るデータの種類でパフォーマンスが変わるのか…?
参考:ネットワーク測定ツールiperfの使い方 - Qiita
Mac のワイヤレス診断との違い
Mac のワイヤレス診断で、Window > Scan や Performance を見た結果、Rate は 145 Mbps とか出ているが、何が異なるんでしょうか…
今使っている無線LAN のプロトコルは?
「Mac 左上のリンゴマークから > この Mac について > system report」で確認できます。
802.11n ですね。これは 2009 年策定のプロトコルになっています。
こちらは 2.4 GHz 帯を利用しており、非常に混雑している帯域となってます。 ワイヤレス診断の Scan でも 802.11 b/g/n が非常によく利用されておりました。そんな電波が飛び交っている中で、自分の無線LAN との通信を掴むのは難しいというわけです。
そこで、5GHz 帯の 802.11 ac を利用できる Wi-Fi ルータに変更します。
- Windows Insider用語解説:ギガビットクラスの高速通信を可能にする「IEEE 802.11ac」無線LAN規格 - @IT
- 無線LANの規格でIEEE802.11 の「n/b/g」や「ac」の違い。Wifiルータの対応状況により,速度や周波数帯が異なる - モバイル通信とIT技術をコツコツ勉強するブログ
これで速度が 2倍に改善。 モデムまでの通信速度が十分なら、最新のプロトコルが利用できるようになった際、Wi-Fi ルータは更新できると良いですね。